休職中で会社を辞めたいのに勇気が出ないときに読むべき本『ニートの歩き方』phaさん

ぜひ読んでほしいです 生きづらい人むけ

phaさんの「ニートの歩き方」という本を超おすすめしたい

この記事はこんな人向け
  • メンタルブレイクして休職中
  • 働きたくねえと思っている人
  • 会社に行きたくねえと思っている人

「ニートになりてえ」という感情を少しでも持っている人にぜひ読んでほしい本です。

なぜなら著者が「日本一のニート」だからです。

筆者は正社員にならないの?と聞かれた時に、自分は選択してフリーランスという生活を送っていると堂々と言えるようになったのはこの本のおかげです。

『ニートの歩き方』|pha

ふらふらしてわけ分かんないことをしている人間がたくさんいれば、世界はもっと豊かになるはずだ。

『ニートの歩き方』|pha

これは単なるニートの日記や解剖書ではなくもはやニートの哲学書と呼ばれるべき本

本書を読んでいるかぎり著者のphaさんはおそらく哲学や社会学、心理学などの教養を一通り網羅しているんじゃないでしょうか。

その京都大学出身のいわゆるエリートが、自分の人生、何を重んじて生きるかという点を深く考えた人の結論が、雇用されない生活すなわちニートだったんですよ。

理由が気になりますよね。それが本書の内容です。

第一章 ニートのネットワーク

自由に飛んでいる鳥の画像

phaさんになにがあってニートになって、どこに住んで、何を食べて、誰とどのように生活しているかという生活の全容について書かれています。

ここだけ読むと女性は真似できないような生活だったり、友達作れない根暗の陰キャにはちょっと真似できないと思ったりする。

けど、お金も住むところも無くなったら最終的にはこういう場所があるんだ、ということを知っておくだけでも未来を怖がらずに前に進めそうです。

第二章 ニートの日常風景

猫です

自分にはみんなが普通にできることができないと思う人はこの章が救いになります。

筆者も毎日同じ時間に同じ場所に通うことが無理ゲー人間です。

まず、朝起きられない。次に、電車やバスに乗れない。いざ到着すると「どうして今日もここにいるんだろう」「このまま人生終わっていくのかな」という絶望感に襲われる。

結論、意外とこういう人は存在します。知らなかったですよね。

自分一人だけが社会不適合者の失敗作だと思ってましたよね

同じタイプの人の生き方を見習うとちょっと生きるの楽になる思う。

第三章 ニートの暮らしかた

観葉植物の癒し画像

これから会社を辞めて一旦ニートになろうとしている人にとって参考になる情報ばかり。

国民健康保険、お小遣い稼ぎなど、超リアルなニート生活するための話です。国とか役所とかのサイトを見るよりもわかりやすくて有益な情報です。

実際会社を辞めても雇用保険とか、いろんな制度が整えられていて、飢え死にしないようにはなってるんですよね。

※この辺知りたいならDCプランナーやFPがおすすめ。

第四章 ニートのこれから

たぶん、ここまで考えて生きている人ってなかなかいない。と思う章。

phaさんがニート生活をする上での考えを資本主義と社会主義についてとか歴史的根拠ベースに解説していて説得力が半端ないです。

これを読んだらもう誰も「彼はニートだから何も考えていない」なんて言えないだろうなあ。

誰かを説得する必要があるのなら、ここまでの教養と説得力のある知識を身につけるべきだと思いましたね。

10年後の今の世界を考えてみる

お座りして右上を見てるにゃんこです

「ニートの歩き方」は10年前の本だけど、価値観は全く同感できる内容です。

が、本書の時代と今の世界がどう変わったかを考えると、少し将来に希望を見出せるかなって思います。

ニートに優しくなった

日本はIT化と少子化が進んだために働かなくても生きやすい世界になったと思います。

例えば第一章「ネットでものをもらった話」のネット上で知らない人と中古品をやりとりする話で、当時のphaさんはもっと便利な流通サービスがあったらいいなと言ってます。

そして2021年現在、フリマアプリというものを譲り受けるサービスは簡単にやりとりできるサービスがある。

世界は10年前より確実に便利に、そしてニートに優しくなったと思うとちょっと希望を持てますね。もっと優しくなれ。

ニートという呼び方が変わりつつある

正社員じゃない人の呼び方としてニート意外に、最近はフリーランスという呼び方が定着しました。

正社員じゃなくてもスキルがあってお金を稼いで自立している人を今はフリーランスと呼んだりする。

会社を辞めてニートになるしかないと同等なフリーランスとして生きていこう、っていう選択肢が登場したのは大きな変化だ思います。

本書の中にもフリーランスに言及しているけど、phaさんは世間のイメージを理解した上であえてキャッチ―に「ニート」と呼ぶのかもしれないですね。

まとめ

港を自由に歩くにゃんこかわいい

筆者もphaさんのように、ちょっとWEBの知識をつけて知人のお手伝いをしながら最低限の生活費を稼いで生きてるタイプです。

なんかかっこいいからフリーランスって名乗り始めただけで世間的にはニートなのかもしれません。

でも、正社員で働いてた頃はうつ病だったけど、今はニートを経て生きやすくなりました。

だから、同じような状況で悩んでいる人は勇気を持ってニートないしフリーランスになってほしいです。

蛇足:最近考えたこと

このブログでは金融系の資格勉強をメインにしてますが、経済の仕組みを理解してきて一つはっきりしたことがあります。

それは雇用される人、つまり会社員の立場がとんでもなく弱いということです。

弱いから守ってあげる。お金も積んであげる。だから「文句言うな」です。これが正規雇用。

まあ厚生年金とか社会保険の労使折半とか、おトクな部分は確かに魅力的だけど実際それが何を意味しているか。それくらい立場が弱いってことだったんです。

会社員は金銭面は保証されるかもしれないけれど、メンタル面は会社に捧げなければならない。

等価交換になってねーよ…

もちろん世の中にいい会社はあるんだけど、経営者は株主のために資本を増やすのが主な役割だから、労働環境をよくしようっていう考えにならない人も存在する。

あんまり期待せず会社が合わないっておもったら早めに辞めようね。

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