CFP®︎タックスプラニングを勉強した時のことをまとめです
この記事では、タックスプランニング出題範囲を分野ごとに振り返り、対策方法を以下2種類に分けて記録しています。
確認したこと
→FP2級の知識でカバーできるであろう部分
新しく暗記したこと
→CFP対策必須の未知の部分
難易度:人によるが決して簡単ではない
受験当時のプロフィール
事務職を2年経験(金融系ではない)
▶半年前 :外務員一種に合格
▶1年半前:FP2級に合格
▶2年前 :簿記3級に合格
「FP2級合格したぜイエーイ!こりゃあCFPもいけるっしょ~」のノリで受験できるレベルではないことは確かでした。
実務経験がある人でも、問題の解き方がわからないと回答できないと思います。
金融の素人は腰を据えてしっかりCFP®試験対策の時間を作らないといけません。
頻出範囲ごとに攻略したこと
使用教材
- FPKの通信講座「テキスト解説コース」
- CFP®受験対策 精選問題集
給与所得
控除の早見表を直感的に使うことができるように何回も練習しました。
電卓の打ち方・表の使い方は5回も問題を解くと慣れてきます。
確認したこと
- 〇〇収入と〇〇所得の言葉の意味、違い
- 収入から総所得金額を算出する流れ
新しく暗記したこと
- 妻が扶養から外れた場合の手取り金額の計算
不動産所得
根本的に理解するのは難しいかもしれません。
ですが、計算問題はパターン化されているため同じをくり返し解くことでコツを掴むことができます。
確認したこと
- 減価償却費の概念
新しく暗記したこと
※2つを区別して計算できるように項目暗記は必須。
- 不動産経営した場合のキャッシュフロー
- 不動産経営した場合の不動産所得
事業所得
事業的なルールが問われ、知らないとまったく解けないと思います。
ここが理解ができればスムーズに回答できるので、通信講座の利用がおすすめです。
確認したこと
- 夫婦間のお金流れの考え方
新しく暗記したこと
- 減価償却費の出し方
- 中古品の減価償却の金額の出し方
一時所得
FP2級の知識内でカバーできます。問題文をよく読めば間違えないはずです。
確認したこと
- 保険金の受取関係
- 一時所得の種類
退職所得
公式をどう当てはめるかが肝心です。勤続・転職した場合など何パターンかあるので注意。
確認したこと
- 退職所得控除の計算式
譲渡所得
物品・株・土地、それぞれの問題パターンを覚えておきましょう。
確認したこと
- 取得費が不明な場合の計算
- (株)NISAの非課税枠
- (土地)3,000万円の特別控除の特例の条件
新しく暗記したこと
- 総所得金額に入るもの、入らないもの
- (株)確定申告不要の対象となるもの
非居住者
全然知らなかったことでした。通信講座で説明を聞いたら納得できました。
新しく暗記したこと
- 居住者と非居住者の違い
- 非居住者の税金の扱い
所得控除
確認したこと
- 医療費控除とセルフメディケーション税制の金額
新しく暗記したこと
- 雑損控除の対象外の事例
- 国民年金の支払いの扱い
- 人的控除(夫・妻・子・親)の控除金額
住宅ローン控除
新しく暗記したこと
- 控除が適用される要件
- 自己資金を夫婦それぞれ負担した場合の計算方法
所得税の申告
個人事業税
問題のパターンは少なく、所得上限と計算の型を覚えておけばOKです。
新しく暗記したこと
- 個人事業税の計算
ふるさと納税
実際にふるさと納税を利用したことがあれば問題ありません。
確認したこと
- 自己負担金額
- 申請の基本的な流れ
法人成り
もっとも独学が厳しいと感じた分野です。
法人関係は外務員一種と簿記3級の知識が役に立ちます、が知らない言葉の方が多いです。(役員給与や損金不算入)
確認したこと
- 株式会社設立時の条件
新しく暗記したこと
- 役員の範囲
- 役員給与の損金不算入
- 役員への譲渡時の扱い
法人税
新しく暗記したこと
- 売上計上の条件
- 税金、交際費、役員給与の損金不算入
財務諸表の読みこなし
簿記3級で少しだけ触れたので表の見方はわかるが、問題の解き方は独特です。
過去問題の解答の手順を暗記しておく必要があります。
確認したこと
- 貸借対照表、損益計算書の概要
- 自己資本比率や各利益率の計算
新しく暗記したこと
- 独特の解き方
- 損益分岐点の計算
消費税
説明を聞いても難しかったため、頻出の1問だけ抑えることにしました。
新しく暗記したこと
- 個人事業の免税・課税の判断
感想:独学では難しい
FP2級に合格しただけでは知識が足りず、歯が立たないことは明らかでした。
CFP®の中でもタックスプランニングは難易度が低いと言われます。
しかし筆者には問題文の意味はおろか、解説を読んでもわからないという難易度の高い試験でした。(とくに法人税や消費税)
まずは
- 税金のベースとなる考え方
- 手続きの具体的な流れと理由と根拠と歴史
- 法人の仕組み
- 経営の仕組み
を誰かに教えてもらうか、理解できるまで学習しておくことをおすすめします。
CFP®タックス対策のコツ
- 通信講座や参考書で基礎から理解しなおす
- 試験直前の7日間で短期集中
↓勉強スケジュールと利用した通信講座について説明しています。
実は1ヶ月くらい問題集に取り組んだ時期があったのですが、膨大な時間をかけた結果、挫折しました。
1問目の給与計算の複雑さから心が折れてしまいました。
CFP®タックスに合格すれば税金の知識がついて得をしたり、全科目取ればCFP®として独立や活動ができる資格である!と考えると
通信講座を利用し「時間をお金で買う」という選択は大いにアリだと思います。
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