freeeから弥生会計にデータ移行したが金額が違うときの対処方法〈2021年6月更新〉

フリーランス生活

金額を合わせるのに苦労し6時間格闘したときの備忘録です。

超地道に解読した結果、わかったことを記録しておきます。

年初にfreeeから弥生会計へのインポート作業をしたのち、なぜ金額がズレれているのか原因がわからず放置していました。

金額のズレを確認する4つの手順
  • 勘定科目を調整する
  • 家事按分を調整する
  • [売上]のズレを確認する
  • [経費]のズレを確認する

時間をかけて頑張った結果わかった、金額ズレの原因は主にこの5つ。

freeeと弥生で金額がズレていた原因
  • 口座の自動読み取りと手入力のダブっている
  • 家事按分の期末処理がダブっている
  • 「未処理」の仕訳が経費に含まれていない
  • 入力したはずの仕訳が消えているところがある
  • 自作科目やその他の経費の扱いが違う

手順1:勘定科目の見直し

まずインポート時に表示される勘定科目の作業。

科目を変更すると今まで使っていた科目の合計金額が変わるので要注意です。

[売上高][交際費]は単純に言葉の違いなので素直に変更。
[その他の預金]がなんだかわからなかったので[現金・預金]に追加。
[貯蔵品]はおそらく切手を買った時に使った科目なので[通信費]に変換。

手順2:[売上]のズレを確認する

さてどこから見直したもんか、と…。

仕訳を1つ1つ見直すのは嫌だったので年間の[売上]から見ていくことにしました。

メニューの確定申告から青色申告決算書の作成に入っていきます。

やよいの「青色申告」画面と、確定申告時に出力した「青色申告決算書」を照らし合わせます。

12ヶ月分、全然あってない。。

売上がズレていた原因は銀行口座からの自動読み取りと手入力のダブりでした。

→売上金額が二重になっているところを削除。

手順3:家事按分の割合を設定しなおす

家事按分の割合がデフォルトで100%になっている様子。

昨年設定した割合を入力していきます。

手順4:[経費]のズレを確認する

青色申告を進めていくと、最終確認ですべての金額が表示されます。

ここで目をつぶっていた経費がズレまくっていることを確認…

どうやら家事按分その他の経費に問題がありそうです。

freeeに戻ってかくにんしようとするものの、すでに有料会員解約済みで取引一覧が見れないという失態。

Excelで探すしかなくなった…

原因その1:家事按分の期末処理がダブっている

freee時に登録された家事按分(下)と、やよいで登録した家事按分(上)がダブっていることを発見!!

50%の処理にさらに50%されていたことが判明しました。

どうりで少ないと思った!

原因その2:「未処理」の仕訳が経費に含まれていない

なぜか[未払金]になっているのは、おそらくクレジットカードの自動読み取りで仕分けられたもの。

とりあえず現金支払いに修正

freeeではクレジットカードの読み取りがエラーになることが多く、ほとんど機能していませんでした。「未処理」がどういう処理なのかいまだによくわかりません…

原因その3:入力したはずの仕訳が消えているところがある

よく見たら11月分がない…!なんでだろう…

とりあえず消滅した分を追加

ちなみに取引を変更すると警告が出ますが、青色申告に画面に戻れば数字は反映されています。

原因その4:自作科目やその他の経費の扱いが違う

その後もどうしても合わないfreeeとやよいの金額を見ているとこんなことがわかりました。

  • [インターネット関連費][取材費]という自作科目がfreeeでは自動的に「通信費」に組み込まれていた。
  • [研修費][図書新聞費]がfreeeでは[その他の経費]にまとめられていた。

わかったときは超すっきりしました

結構時間がかかりますが、科目を見直すことにしました。

[インターネット関連費]は取りやめて[通信費]へ一括。

仕訳科目の再調整をしました。

まとめ

freeeから弥生会計で金額がズレる原因
  • 科目名が違う
  • freeeでは科目が自動合算されるケースがある
  • クレジットカードの詳細が引き継げない
  • 期末調整の按分調整がそのまま反映される

とりあえず、売上と経費は確定申告時の金額に合わせることができました。

最終的にはどうしても合わない細かい数字がでたため、微調整ということで取引登録(敗北)

家事按分パーセンテージの小数点以下の繰上算入処理もfreeeとやよいで違うみたいです。

まだ資産と負債の合計が合っていないので、来年苦労すると思います。。。

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